水平線は、チャート上に一直線を引くだけの、極めてシンプルな手法ですが、
使い方を極めれば、これ一本で、十分に勝つことができる優位性の高い手法です。
事実、筆者も水平線だけでトレードして稼いでいます。
この記事では、水平線トレードの基礎から、筆者がこれまで培ってきた水平線のノウハウをわかりやすい解説していきます。
ご参考になれば幸いです。
【1章】 なぜ、水平線なのか?
そもそも、なぜ水平線を使ってトレードするのか?
答えは単純で、
・極めてシンプルで使いやすい手法であり
・相場の本質や方向性に追随(順張)してトレードしやすい
その結果、大負けしずらく、優位性も高いと実感しています。
筆者は、これまで星の数ほど様々なテクニカルを活用してきましたが、
「二兎を追う者は一兎をも得ず」のことわざ通り、あれやこれやと手をだすのは止め、最終的に「水平線トレード」一本に落ち着きました。
では水平線トレードにはどんなメリットがあるのか??
理由は色々ありますが、個人的に強く思う3つの理由を書いていきます。
水平線を使う理由①:世界中のトレーダーに意識されるレートを把握できる
一般的に「水平線」は世界で最も多くの人が用いる「テクニカル手法」と言われているため、水平線をマスターすれば「世界のトレーダーが意識する重要レートを把握できる」という、強力な武器が手に入ります。
例えば、下の1・2のようなラインを「レジスタンス・サポート」といって、値段が上下に反発するポイントを待ち構えてトレードする手法があり、私も日常的に活用する王道のトレード手法です。
考え方は単純で、
上の【1】のライン付近にレートがくれば、下方向で利益を得られる「売り」を出し
下の【2】のライン付近にレートがくれば、上方向で利益を得られる「買い」を出す
という非常に単純なトレードです。
このように世界中のトレーダーが意識しているであろう、重要なポイントを見つけるために水平線は有効です。
水平線を使う理由②:相場方向の確認に欠かせない「ダウ理論」と相性が良い
FXは相場の流れに沿ってトレードする、いわゆる「順張」が重要ですが、
相場の流れを見る上で重要な考え方を、「ダウ理論」と読んでいます。
水平線トレードは、基本「ダウ理論」で示す「相場の方向性」に沿ったトレードを行うことでより効果を発揮します。
つまり、
・相場が下目線であれば → 売りトレードのみ
・相場が上目線であれば → 買いトレードのみ
を行うということです。
例えば、下のような相場の場合、
水平線で反発するポイントがいくつかありますが、
ここでトレードして良いのはどこでしょうか??
答えは、【3・4番】の反発を狙った売りトレードです。
理由は単純に、相場の大局(方向性)が下目線だからです。
反対に【1・2番】のポイントで買いを仕掛けるのは、逆張りとなるため、
ここでトレードを行うことはしません。
このように、相場の目線に沿った順張で「水平線トレード」行うことで、勝率はグンと上がります!
水平線を使う理由③:シンプルなので”スマホだけ”でも十分戦える
最後にお伝えしたいのは、スマホだけ十分戦えるということです!
当然ながらテクニカル分析は、画面の大きな「パソコン」でトレードする方が良いですが、会社員の方であれば、四六時中相場に張り付くのはまず不可能でしょう。
私が使っている「水平線トレード」はスマホだけで完結できる手法なので、
朝の通勤時間や昼休み、隙間時間などでも、5分程度の分析でトレードができるため、
サラリーマンの方でも再現性が高い手法です。
▼スマホの縦型で「複数の時間軸(マルチタイムフレーム)」を見たり
▼横方にすれば、全体感の流れを確認しながら分析できます。
水平線を使う3つの理由をまとめると、
- 世界中のトレーダーに意識されるレートを把握できる
- 相場方向の確認に欠かせない「ダウ理論」と相性が良い
- シンプルなので”スマホだけ”でも十分戦える
【2章】2種類の「水平線トレード手法」
では、次に具体的な水平線トレードについて解説していきます。
前提として、水平線トレードで売買を行う時は、「ダウ理論」をベースにした順張が原則です。
相場の大局(目線)が、上方向の時は、上昇で利益を上げる「買い」のみ。
反対に、下方向の時は、下落で利益を上げる「売り」のみを行います。
具体的には、「ダウ理論を使った相場の目線に沿って(順張)」+「水平線でトレードポイントを狙う」といったイメージです。
①王道の「レジスタンス・サポートライン」の反転狙い
・使いやすさ :
・トレード頻度 :
・利益の大きさ :
一つ目は、王道のレジスタンスライン・サポートラインから解説します。
エントリーまでの手法はざっくり以下のようなイメージです。
①ダウ理論(日足)で相場の目線(上か下か)を確認
②水平線のラインで反転を確認(ロウソク足一本分)
③順張でエントリー
FXの水平線とは下の図のように、
【1】レジスタンスライン:上値の抵抗ライン(今後下に下がることを示唆)
【2】サポートライン :下値の抵抗ライン(今後上に上がることを示唆)
引き方は単純で、
・レジスタンスラインは、
→現在レートよりも上の「高値と高値」のラインに水平線を引き、
・サポートラインは、
→現在レートよりも下の「安値と安値」のラインに水平線を引きます
水平線付近にレートが到達した際に、売り買いをすることで、利益を上げるシンプルな手法です。
FXでは、レートの「値上がり・値下がり」どちらでも利益を狙えるため、水平線トレードを活用できるケースは多く存在します。
ポイントは、「厳密に引きすぎない」ということです。
水平線が機能するポイントはかなりアバウトなので、ざっくりと引くことが重要です。
仮に、水平線が思惑通りに機能する場面があった場合でも、瞬間的に水平線を大きく超え「大きなヒゲ」を作るケースはよくあるので、この点は是非抑えておきてください。
①フィボナッチを使った押し目買いの「水平線手法」
・使いやすさ :
・トレード頻度 :
・利益の大きさ :
次に、筆者が活用する水平線は、「フィボナッチリトレースメント」です。
エントリーまでの手法はざっくり以下のようなイメージです。
①ダウ理論(日足)で相場の目線(上か下か)を確認
②フィボナッチで50%または61.8%での反転を確認(ロウソク足一本分)
③順張でエントリー(押し目買い)
フィボナッチとは「黄金比率」と呼ばれる自然法則で、人間が心地よいと感じる数値(比率)を表しており、FX相場にも応用できる考えです。
私が使っているのは、フィボナッチリトレースメントと呼ばれるもので、
押し目買いを行う時に使っています。
具体的には、下記のように直近の高値と安値の間にフィボナッチを引いて、
「50%」または「61.8%」での反転を確認(ロウソク足一本分)して押し目買いを行います。
「利食い」と「損切り」位置も明確で、
下記のケースでは、「61.8%」を少し割り込んできたところで「損切り」
「0%」の値まで上がってきたところで「利食い」を置いていきます。
リスクリワードも、大体【2(利益):1(損失)】程度になるため、
「損小利大」のトレードに繋がりやすいです。
フィボナッチのポイントは「分割決済」です。
上記のように、「0%」のラインまで利益を引っ張れれば理想的ですが、大抵の方は、プロスペクト理論(損したくない心理)が働き、少ない利益で確定してしまうケースが多くあります。
そのため、上記のケースで私は、いったん「38.2%」で半分を利益確定し、もう半分はとことん伸ばす「分割決済」を心がけています。
水平線トレード5つの手順
手順①:ダウ理論で相場(上か下か)の方向性を確認
水平線の極意① :線を引くのは、戻り高値・押し安値だけ
引きすぎない
極意② :使用する時間軸は3種類。線は合計6本!
上位足(日足)
基準足(4時間足)
下位足(15分足)
極意④:15分足でエントリー
極意⑤:損切り・利確位置を予め決める
水平線がスマホで最も使いやすいのはJFX
筆者が使っている口座はJFX
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